ベテルギウス

11/29に発売開始された優里さんのオーケストラアレンジアルバム「響」。

MVにエキストラ出演させていただき、とても貴重で幸せな時間をいただきました。

今日は参加した楽曲のうち、「ベテルギウス」という曲についてお話ししようと思います。


「ベテルギウス~オーケストラ.ver~」は、撮影のために事前に音源を聴かせていただき、練習のために何度も何度もリピートしておりました。

そして何度もリピートするうちに違和感を覚えたのが、「終わらないベテルギウス」というサビの歌詞。

ベテルギウスはオリオン座の左肩に赤く光る星で、2019年頃から光が弱まっていることから間もなく超新星爆発を起こして消えるだろうと予想されていました。

それなのに、終わらないってどういうことだよっ…!

ものすごく気になってしまって、ベテルギウス(星)について調べてみました。

すると、ベテルギウスの超新星爆発はまだまだ先だったことが判明…!

光が弱まっていたのはベテルギウス周辺に発生した塵で遮られていたからで、爆発を意味するものではありませんでした。

「はるか遠く、終わらないベテルギウス」

す、すごすぎる…まさかベテルギウスのことを優里さんはここまで調べ上げていたのでしょうか…!

この考察は細かすぎるかなとも思いましたが、この事実を知ったうえで聴くと「終わるかもしれないと思っていても、君の夢は終わらないよ」というメッセージ性が感じられて面白いです。

参考記事↓

ベテルギウスは爆発しそうにない…塵に遮られていただけだった
ベテルギウスは減光し、まもなく超新星爆発を起こすだろうと思われたが、宇宙の塵に包まれていただけだった。

そしてこの「オーケストラバージョン」には原曲とは違った魅力もあります。

まず、何と言ってもオーケストラの迫力。様々な楽器で奏でるオーケストラならではの音色の豊かさとメリハリの良さ、どの部分をとっても美しい仕上がりになっています。

そして最後のクライマックスと言ったら…!優里さんの声と一緒に盛り上がるラストには鳥肌が立ちます。

個人的には、「僕ら肩並べ手取り合って進んでく」の部分で、みんなで一緒に行進しているようなスネアのリズムが最高に好きです。

そしてもう一つ、ポイントがありまして…

それは、臨場感を感じる歌声です!

今回は「セルフカバー」ということで、歌も原曲の録音を使わず新たに収録しているそう。

なので原曲と違った歌い方やアレンジが聴けるのです。

好きな楽曲の別の歌い方がアルバムとして聴けるのは嬉しすぎますよね。

そして個人的に好きなのは、原曲とは違いハモリがついていないこと!

このハモリがないというのが、目の前で今まさに演奏を聴いているような臨場感を感じる、一番のポイントだと思うのです。

是非、原曲を知る方も知らない方も聴いていただきたい一曲です。


ベテルギウスは冬の星ですが、この曲を聴くとなぜか、父と天の川を見に行った日を思い出します。

今年の夏、お盆休み前に他の家族が旅行に行っている間、ペットのうさぎの面倒を見るため私と父で留守番をしていました。

父は最近星を撮影するのが趣味で、天候が良い日はよく山の方に出かけていきます。

なんとなくこの時は私もついていきたくなって、3日間ほど一緒に星を見に行きました。

うさぎの面倒を見に帰るため、車はそれぞれで乗っていったのですが、途中の有料道路代を出してもらったり、セブンでアイスやじゃがりこを買ってもらったり。父と出かけることはめったにないので、とても嬉しかったんです。

そして3日間見に行った最終日が本当にきれいに晴れてくれて。(夏は水蒸気量が多く、なかなかカラッと晴れることはありません)

今まで見た星空の中で一番きれいに見えました。

MV撮影も同じルートを通ったからか、この曲を聴くとこの日のことを思い出します。

最近ようやくオリオン座も上るようになってベテルギウスも見られるけれど、冬は寒いからあまり外には出たくないや。

おわり

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