不安とお気に入りは等価交換。

一年前に大きな決断をしました。

このおばあちゃんの家から引っ越すという決断。

残り1年を大切に過ごそうと覚悟を決めて過ごしてきたつもりだったけど、新しい家を決めたり引っ越し準備を進めたりしていくうちに、やはり新しい環境に移るのは怖いと感じるようになりました。

引っ越しをするのは今回が4回目です。

大学生になって実家を出た時。

大学を卒業して社宅に引っ越した時。

仕事を辞めてこのおばあちゃんの家に引っ越した時。

そして、また今回も仕事を辞めることになり、4回目の引っ越しを決意しました。


実をいうと、2回目以降の引っ越しは毎度気が乗らなかったんですよね。

せっかく慣れてきた環境を変えるのは、やはりストレスを感じるもの。

立地がいいため、狭いのにたくさん人を招いたあの家。

内見せずに決めたら立地が最悪で、でも窓から海も猫も犬も観察できた静かなあの家。

数年誰も住んでなくて溜まった埃で喘息になりかけて、でもいろんなところを改造してのびのび暮らしてきたこの家。

振り返ってみれば、意外にもそのときそのときにとってのベストなお家でした。

いや、きっと最初に抱えた不満や不安と向き合って、私自身が自分のために工夫して作ってきた「ベスト」なお家でした。

だから、はじめは引っ越すのに乗り気ではなかったけど、あの家もこの家も自分にとってお気に入りのお家にできたな、と。

今は次のお家に対する不安も不満もあったりするけれど、きっと私には自分にとってお気に入りの場所を作る力があると信じています。


これからは同居人が一人増えまして。8年ほど続いた私の一人暮らしは一旦終わりを迎えます。

人を招いたり泊めたりするのは好きですが、誰かと一緒に暮らすというのはどういうものなのか、正直想像がつきません。(半同棲とも違うと聞きますし。)

でも、やってみないとわからないですからね…!

とりあえず試してみよう。話はそれからだ。と自分に言い聞かせて。

新しいお家のことを考えたり、次のお仕事はどうしようかなと考えたり、あれこれ忙しくなりますが。

でもまずは残された一人暮らしの時間を楽しもうかと。(こうやって夜更かしできるのも今のうち…)

次はどんな素敵なお家にしようかな。

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